カバラ数秘術とは
カバラとは何か、ゲマトリアとは何か。
数秘術との関係を整理します。
ひとことで言うと
- カバラとは:古代ユダヤ教の神秘思想です。ヘブライ語の文字に数を当てて言葉を読む「ゲマトリア」という方法があります。
- 日本のカバラ数秘術:検索すると、生年月日や名前から数を出す計算や相性の話に出会うことが多い名前です。
- 私の数秘術:「宇宙数秘学(Prima Numerology)」です。名前はアルファベット(ローマ字)で数にして、ヘブライ文字は使いません。
- 自分の数を出す:生年月日から出る誕生数と今年の流れは、トップの無料計算で、すぐに出せます。
「カバラ数秘術」という言葉に出会ったら
数秘術について調べていると、「カバラ数秘術」という言葉に出会うことがあります。日本でこの名前を検索すると、生年月日や名前から数を出す計算や、相性の話に出会うことが多いようです。
では、カバラとは何なのか。数秘術とはどう関わるのか。このコラムでは、カバラそのものの話から始めて、日本で「カバラ数秘術」と呼ばれているものとの関係、私の数秘術との違いを整理します。
カバラとは何か
カバラは、古代ユダヤ教の神秘思想です。ユダヤ教の中で受け継がれてきた考え方です。
カバラには、言葉に数を結びつけて読む方法があります。それが、次に書くゲマトリアです。
ゲマトリアとは、言葉を数で読む方法
ヘブライ語のアルファベットは22文字あります。その文字それぞれに、数が当てられています。1から400までの数です。
ゲマトリアは、言葉に使われている文字の数を足して、その言葉の数を出す方法です。足した結果が同じ数になる言葉どうしには、隠れたつながりがある、と読みます。言葉の意味だけでなく、数を通して言葉どうしの関係を読むところが、この方法の面白さです。
ユダヤ教の文献にゲマトリアが現れるのは2世紀ごろとされます。12〜13世紀にカバラの研究と結びついて広まったとされます。
日本で「カバラ数秘術」と呼ばれているもの
日本で「カバラ数秘術」という名前で出会うものは、生年月日や名前から数を出して、その人の性格や相性を読む内容であることが多いようです。
カバラのゲマトリアは、ヘブライ語の文字を数にして、言葉を読む方法です。生年月日や名前を数にして人を読む数秘術とは、材料も読む対象も違います。ただ、どちらも「数を通して読む」という点では、並べて語られやすいのだと思います。
どこまでがカバラに由来し、どこからが別の流れなのかは、このコラムでは扱いません。名前だけで中身を決めつけず、何を材料に、どんな手順で数を出しているのかを見ると、違いが分かりやすくなります。
ゲマトリアは、言葉の数を出すところで終わる方法ではありません。数が同じになる言葉どうしを並べて眺め、そこにどんなつながりがありそうかを考えていきます。数が答えを出すというより、数が考えるきっかけを渡している、という見方もできるかもしれません。
ヘブライ語の文字に数があてられている、というところが、ゲマトリアのいちばんの出発点です。文字がそのまま数になるので、言葉を読むことと、数を読むことが、ひとつに重なります。私の数秘術で、名前をローマ字で数にして読むのとは、ここが大きく違うところです。
数秘術の考え方の源流
数秘術の考え方そのものは、古代ギリシャのピタゴラスが「万物は数である」と説いたことに源流のひとつがある、と言われます。
数で世界を読もうとする試みは、ひとつの場所から生まれたものではないのかもしれません。カバラのゲマトリアも、ピタゴラスの言葉も、どちらも数を通して読む、という点で重なって見えます。そのうえで、私たちがいま「数秘術」と呼んでいるものは、それぞれの場所で、それぞれのやり方で受け継がれてきたのだと思います。
こうして見ると、カバラの数と、日本で数秘術として親しまれている数は、同じ「数」でも向いている先が違うことが分かります。名前が似ているからといって、同じものだと決めずに、ひとつずつ中身を見てみてください。
カバラ数秘術という名前の鑑定を受けるときも、同じ見方が使えます。何を材料に、どの文字で、どんな数を出すのかを、頼む前に聞いてみると、受け取るものがはっきりします。数秘占い師の選び方は数秘占い師とはにまとめました。
わぎりおくらの数秘術との違い
私の数秘術は、「宇宙数秘学(Prima Numerology)」という体系です。中の人が育ててきたもので、くわしくはわぎりおくらについてに書きました。
カバラとの違いを、三つだけ挙げます。
ひとつめは、使う文字です。私は名前をアルファベット(ローマ字)で数にします。ヘブライ文字は使いません。
ふたつめは、読む材料です。生年月日と、生まれて最初に戸籍にのった名前だけを使います。核になるのは、誕生数(ライフパスナンバー)、運命数(ディスティニーナンバー)、実現数(エクスプレッションナンバー)の三つです。
みっつめは、特別な数の扱いです。11・22・33・44のマスター数は、二桁のまま読みます。13・14・16・19はカルマ数です。
カバラが言葉の隠れたつながりを読む方法だとすると、私の数秘術は、その人の持ち味やいまの流れを読む考え方です。目的の向きが違う、と言えるかもしれません。当たる/当たらないをどう考えているかは数秘術は当たるのかに書きました。
私の数秘術で自分の数を出すなら、トップの無料計算がいちばん早いです。生年月日を入れると、誕生数と今年の流れ、人生の位置が出ます。出た数の意味は、数秘術の数字の意味一覧で読めます。
数秘術の入門は数秘術とはに、計算のしくみは数秘術の計算方法にまとめました。占いとして見たときの位置づけは数秘術と占いの違いで、読んでもらう側から見た話は数秘占い師とは、数秘占いとはで案内しています。
よくある質問
カバラ数秘術と数秘術は、同じものですか。
同じ名前で呼ばれることもありますが、中身は、使う文字や計算の手順で違うことがあります。ここで書いたとおり、カバラのゲマトリアはヘブライ文字を数にして言葉を読む方法です。私の数秘術は、生年月日と名前をローマ字で数にして、人を読みます。
ヘブライ語が分からないと、数秘術はできませんか。
私の数秘術では、ヘブライ文字は使いません。必要なのは、生年月日と、生まれて最初に戸籍にのった名前のローマ字です。
カバラ数秘術の鑑定を受けたいのですが。
私がお出ししているのは、宇宙数秘学による鑑定です。生年月日と本名から12個の数字を読みとく天命鑑定書を、PDFでお届けしています。